スーペルコパとは?【大会の基本と特徴】
スーペルコパ・デ・エスパーニャは、スペインのサッカーにおける主要タイトル獲得クラブが争う大会です。 ラ・リーガ王者と準優勝チーム、コパ・デル・レイ王者と準優勝チームの4クラブが出場する方式で行われます。
近年はサウジアラビアで開催されており、2025年大会もサウジアラビアのジッダにあるキング・アブドゥッラー・スポーツシティで開催されました。 開催時期は1月で、欧州サッカーの公式戦が比較的少ないタイミングということもあり、 短期決戦でシーズン最初のタイトルを争う「イベント色の強い大会」として存在感を高めています。
なぜサウジアラビア開催なのか?
スーペルコパがサウジアラビアで行われる最大の理由は、 サウジアラビアが巨額の開催料を支払っているためです。 スペインサッカー連盟(RFEF)はサウジアラビアと契約を結び、 大会開催により年間数十億円規模の収入を得ています。 この資金は育成年代や国内サッカーの強化に使われると説明されています。
一方でサウジアラビア側は、スター選手の獲得や国際大会の誘致など、 「サッカー大国化」を国家戦略として進めている背景があります。 スーペルコパの開催はその一環で、国際的な存在感を高める狙いがあります。
ただし、選手やファンからは「国内大会を国外で行うのは不自然」という声もあり、 移動負担や現地ファンが観戦しづらい点が批判されています。
スーペルコパ2025:準決勝の2試合
準決勝 第1試合 2025年1月9日: アスレティック・ビルバオ 0-2 バルセロナ
大会初日の準決勝は、アスレティック・ビルバオとバルセロナの対戦となりました。 バルサは立ち上がりからボールを握り、テンポよく攻撃を組み立てます。
ビルバオもフィジカルと運動量で応戦しましたが、 ゴール前での決定力の差がスコアに反映されていきました。 最終的にバルサが2-0で勝利し、危なげなく決勝へ進みました。
準決勝 第2試合 2025年1月10日: レアル・マドリード 3-0 マジョルカ
2日目の準決勝は、ラ・リーガ王者のレアル・マドリードと、 コパ・デル・レイ準優勝のマジョルカの一戦となりました。 試合はサウジアラビア・ジッダのキング・アブドゥッラー・スポーツシティで行われています。
スコアだけ見れば3-0という快勝ですが、内容としてはレアルが簡単に試合を決めたわけではありません。 マジョルカは守備で粘り強く対応し、前半はゴールを許さずに耐える展開になりました。
それでも、時間の経過とともにクオリティの差が表れます。 レアルは最終的に合計28本のシュート、そのうち11本が枠内シュートという数字を残し、 一方のマジョルカは枠内シュート0本と、攻撃面ではほとんど決定機を作れませんでした。
後半18分、ジュード・ベリンガムが押し込みレアルが先制。 その後は疲れの見えたマジョルカ守備陣に対して一気に畳みかけ、 アディショナルタイムにオウンゴールとロドリゴの得点で3-0としました。
マジョルカの浅野拓磨選手は後半25分から途中出場しましたが、 チームとして枠内シュート0本に終わり、攻撃面で苦しみました。
スーペルコパ2025 決勝 2025年1月13日: レアル・マドリード 2-5 バルセロナ
決勝は注目のクラシコとなりました。 序盤からバルセロナがテンポよく攻撃を展開し、レアル守備陣を揺さぶります。
レアルも個の力で応戦しましたが、守備面でのズレが目立ち、 バルサの勢いを止めることができませんでした。 最終的にスコアは5-2となり、バルセロナがタイトルを獲得しました。
大会全体の得点ランキングでは、ラフィーニャ、ロドリゴ、ラミン・ヤマルが2得点で並びました。 若手と中堅が揃って結果を残した大会となりました。
大会総括:2025年スーペルコパが示したもの
2025年のスーペルコパは、 バルセロナの「新しい攻撃力」が強く印象づけられた大会でした。 準決勝・決勝の2試合で計7得点を奪い、攻撃の多彩さと勢いを示しました。
一方のレアル・マドリードは、準決勝では完勝したものの、 決勝では守備の不安定さが露呈し、改善点が浮き彫りになりました。
大会全体では3試合で12ゴールが生まれ、1試合平均4得点という高い数字に。 短期決戦らしいエンタメ性の高い大会となりました。
サウジアラビア開催の是非は今後も議論が続きますが、 国際的な注目度とビジネス面のメリットを背景に、 しばらくはこの開催方式が続くと見られています。
