スペインの国内カップ戦「コパ・デル・レイ2025-26」は、ベスト16に突入し、強豪クラブと下部リーグ勢が激突する最も“ドラマが生まれやすい”ラウンドに入ります。日本のファンにとっては、レアル・ソシエダの久保建英がどのように起用されるかが大きな焦点です。久保の視点を軸にしつつ、ベスト16全体の見どころを整理してみました。
久保建英の注目ポイント:ソシエダ vs オサスナの焦点
ソシエダの現状と久保の役割
レアル・ソシエダはリーガと欧州カップを並行する過密日程の中で、選手のコンディション管理が重要なテーマになっています。久保建英は攻撃の中心でありながら、シーズン後半に向けて起用法が慎重に扱われる可能性があります。
- 右サイドの主力としての信頼は揺るがない
- カップ戦ではトップ下起用や途中出場で流れを変える役割も想定される
- 相手の守備ブロックに対して、久保のハーフスペース攻略が鍵
オサスナの特徴と久保への影響
オサスナはリーガ屈指のハードワークと堅守で知られ、ソシエダにとっては簡単な相手ではありません。特に右サイドの久保に対しては、マンツーマン気味の圧力が予想されます。
- 中盤のデュエルが強く、久保が自由に前を向ける時間が短い
- サイドでの数的優位を作るため、ソシエダのSBとの連携が重要
- セットプレーが強いため、先制点の価値が非常に高い
この試合は、久保の「個の突破力」だけでなく、「チームの中でどう活かされるか」という戦術的な視点でも注目度が高い一戦です。
バルセロナとレアル・マドリー:2部勢アウェーという“罠”
ラシン・サンタンデール vs バルセロナ
前回王者バルセロナは、2部のラシン・サンタンデールのホームに乗り込みます。エル・サルディネーロは熱量が高く、カップ戦では特に“ジャイアントキリング”が起きやすいスタジアムです。
- バルサはローテーションが濃厚
- ラシンは2部上位で勢いがある
- ピッチコンディションや雰囲気がバルサに不利に働く可能性
アルバセテ vs レアル・マドリー
レアル・マドリーも2部のアルバセテとアウェーで対戦。三冠を狙うシーズンの中で、どこまで主力を温存できるかがポイントです。
- アルバセテは残留争い中だが、ホームでは粘り強い
- マドリーはターンオーバーの質が問われる
- 早い時間の失点が“事故”につながるリスク
ラ・リーガ勢同士の注目カード
デポルティーボ vs アトレティコ・マドリー
名門デポルティーボが復活の兆しを見せる中、アトレティコは取りこぼしが許されない立場。リアソールの雰囲気は特別で、内容面の激しさが期待されます。
ベティス vs エルチェ、アラベス vs ラージョなど
中堅クラブ同士の対戦は、ヨーロッパ出場権を狙うクラブにとって重要な試金石。攻撃的なベティス、堅守のアラベスなど、スタイルの違いが見どころです。
下部リーグ勢の“熱”と下克上の可能性
コパ・デル・レイの魅力は、下部リーグ勢がホームでビッグクラブを迎え撃つ構図にあります。スタジアムの距離感、ピッチの状態、サポーターの熱量が、リーグ戦とはまったく違う空気を生み出します。
- ブルゴス vs バレンシア:若手主体のバレンシアが苦戦する可能性
- クルトゥラル・レオネサ vs アスレティック:伝統のある“カップ巧者”同士
まとめ:久保建英と“格差が生むドラマ”を楽しむ
コパ・デル・レイ2025-26のベスト16は、久保建英の起用法を軸に、日本人ファンが楽しめるポイントが多いラウンドです。バルセロナやレアル・マドリーのアウェーでの苦戦、ラ・リーガ勢同士の戦術的な駆け引き、下部リーグ勢の熱量など、見どころは多岐にわたります。
“格差があるからこそ生まれるドラマ”こそ、コパ・デル・レイの醍醐味。ベスト16は、その魅力が最も濃縮されたステージと言えるでしょう。

